GA4で最初に見るべき5つの指標を整理した図版

GA4を入れたのに活かせない会社が多い理由

GA4を導入したものの、実際にはほとんど見ていない、あるいは見ても何を判断すればいいか分からないという会社は少なくありません。

特に中小企業では、専任のマーケティング担当がいないことも多く、総務や営業事務、営業企画などの兼務担当者が数字を見ることになります。そのため、GA4を開いても項目が多すぎて、どこから見ればいいのか分からず止まってしまいやすいです。

ですが、最初から細かい分析をする必要はありません。まずは、改善につながりやすい基本の数字だけを見るところから始めるのが現実的です。

最初から細かい分析をしなくていい

GA4にはさまざまなレポートや指標がありますが、最初の段階で全部を理解する必要はありません。むしろ細かい画面を見始めるほど、判断が難しくなって手が止まりやすくなります。

中小企業の兼務担当者が最初に必要なのは、高度な分析スキルではなく、「今どこで詰まっていそうか」を見つける視点です。

そのためには、ページ、流入、問い合わせ導線、離脱、変化の5つに絞って数字を見るのがおすすめです。

まず見るべき数字1: どのページが見られているか

最初に見たいのは、どのページがよく見られているかです。これは、自社サイトの中で実際に人が集まっている場所を把握するためです。

トップページだけでなく、サービスページ、会社概要、ブログ記事、採用ページなど、どこにアクセスが集まっているかを見ることで、ユーザーが何に関心を持っているかのヒントになります。

特に重要なのは、見てほしいページと実際によく見られているページが一致しているかです。もしズレているなら、導線や訴求の見直しが必要かもしれません。

まず見るべき数字2: どこから来ているか

次に確認したいのは、ユーザーがどこから来ているかです。検索なのか、SNSなのか、広告なのか、直接訪問なのかによって、改善の考え方が変わります。

たとえば自然検索からの流入が多いなら、検索でよく見られているページを起点にサイト改善を考えやすくなります。逆に、流入自体が少ないなら、サイト内改善だけでなく集客導線も見直す必要があります。

ここでは細かいチャネル分析よりも、主な流入元のバランスをざっくり把握できれば十分です。

まず見るべき数字3: 問い合わせやCVにつながっているか

アクセス数だけを見ていても、販促の改善にはつながりにくいです。大切なのは、ユーザーが問い合わせページや資料請求ページなど、重要な地点まで進んでいるかどうかです。

もしサービスページは見られているのに問い合わせページまで遷移していないなら、導線が弱い可能性があります。問い合わせページまでは来ているのに完了が少ないなら、フォームの分かりにくさや不安要素があるかもしれません。

見るべきなのは、単純なアクセス数ではなく、『重要な行動につながっているか』です。

まず見るべき数字4: 離脱が多いページはどこか

離脱が多いページは、ユーザーが次の行動に進めず止まっている場所かもしれません。すべての離脱が悪いわけではありませんが、重要なページで離脱が多い場合は改善の候補になります。

たとえばサービスページで離脱が多いなら、訴求内容が分かりにくい、次の導線が弱い、読みづらいなどの可能性があります。

まずは『見てほしいのに離脱が多いページ』を探すだけでも、改善ポイントは見つけやすくなります。

まず見るべき数字5: 変化が起きているページはどこか

最後に見たいのは、以前と比べて数字が動いているページです。急にアクセスが増えたページ、減ったページ、問い合わせ導線への遷移が変わったページなど、変化がある場所には理由があります。

変化を見ることで、『いま何が起きているのか』をつかみやすくなります。特に前月比や先月との比較をざっくり見るだけでも、確認すべきポイントは絞りやすくなります。

すべてのページを見る必要はありません。変化が大きいページから順に見ていくほうが、少ない時間でも進めやすいです。

数字を見て終わらせず、改善につなげるには

GA4で数字を見る目的は、レポートをつくることではなく、次に直す場所を見つけることです。数字を見たあとに、『なぜこうなっているのか』『どこを1つだけ直してみるか』まで考えられると、初めて改善につながります。

たとえば、よく見られているのに離脱が多いサービスページがあれば、そのページの見出しやCTAを見直してみる。問い合わせ導線まで進んでいないなら、リンクの位置や訴求の順番を変えてみる。そうした小さな一手に変えることが大切です。

GA4は、全部を把握するためのツールというより、改善の優先順位を決めるための材料として使うほうが、中小企業には向いています。

まとめ

GA4を導入しただけで止まっている会社が最初に見るべき数字は、次の5つです。

  • どのページが見られているか
  • どこから来ているか
  • 問い合わせやCVにつながっているか
  • 離脱が多いページはどこか
  • 変化が起きているページはどこか

最初から細かい分析をする必要はありません。まずはこの5つに絞って見ることで、どこから改善すべきかがかなり分かりやすくなります。GA4を『難しい分析ツール』としてではなく、『次の一手を決めるための材料』として使うことが、中小企業では特に大切です。

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